【Excel】関数「VLOOKUP」の基本的な使い方を解説

星の数ほどあるExcel関数の中で、最も使うものの1つである「VLOOKUP」。

IF関数などは分かりやすいけど、VLOOKUPって少し上級者向けって感じがしますよね?

今回はそんなちょっと難しいVLOOKUPを徹底的に解説していきます。

VLOOKUPとは??

「VLOOKUP」は、特定のキーワードを使うことで表からデータを検索できるようにする機能のことです。

例えば、この表から体重のデータだけを別のシートに欲しいとなった場合、「VLOOKUP」を使うことで一瞬でデータを別シートに表示することができます。

VLOOKUPの使い方

論理式

VLOOKUP(検索値,範囲,列番号[,検索番号])

例を挙げて解説していくと、

上の画像で、体重のデータだけを取り出したいとなった場合は、

結果を出力したいセルに[=VLOOKUP(G9,B8:E14,3,FALSE)]と入力します。

この場合だと、

検索値・・・検索したい人の名前
※この検索値は表の一番左にある必要があります

範囲・・・検索したい人の名前と体重の両方の情報がある表などのデータ

列番号・・・検索値の列を1行目として、体重列は何行目にあるのか

検索方法・・・FALSE(完全一致)、またはTRUE(部分一致)
※基本はFALSE(完全一致)しか使いません。

これが最も基本的なVLOOKUPの使い方になります。

【VLOOKUP関数】複数条件で検索したい場合

例えば、上の表で秋田県産の果物の売り上げのみを抽出したいとなった場合、検索値を秋田にしてVLOOKUPをすると、上の方にある秋田のりんごの「7000」しか抽出されず、ももの方は抽出できません。

こんなとき、秋田と果物の複数を検索条件とするやり方ですが、

まずはこのように、組み合わせたい条件を「&」で繋ぎます。

そして、同様に検索したい値も繋ぎます。

この場合ですと、「秋田りんご」と「秋田もも」になります。

このように、複数条件でVLOOKUPを使う場合は、検索値と範囲の一番左の列の両方に組み合わせた文字列を作る必要があります。

あとは、これでVLOOKUPをすると、、、

=VLOOKUP(G11,$B$10:$E$19,4,FALSE)

と上の画像のように記載すると、秋田のりんごとももの売り上げがそれぞれ出力されます。

この複数条件をすると、どうしても余計な列を一列増やす必要があるので、そこは非表示にするか、文字を透明にして見えないようにすると見栄えが良くなります。

以上、ここまでがVLOOKUPの解説になりますが、VLOOKUPはしっかりマスターすれば応用がきく関数ですので、ぜひこの機会にマスターしちゃって下さい。