【Excel(エクセル)】乱れた条件付き書式を整理する方法

概要

条件付き書式を設定して、一定の条件に当てはまれば黄色の背景色になるはずだったのに、黄色くなるセルとならないセルがある。。。

こんなときはありませんか??

また、条件付き書式を使ったときに、上の画像のように、

条件付き書式を1つしか作っていないのに、なぜか複数に増えていたり、適用先ももっと短くてスマートだったはずなのに、めちゃくちゃになっている。

という経験はありませんか?

そんなときの対処法とそうなる原因と対策を今回はご紹介します。

【対処法①】コピーAndペースト

まず、最も簡単な方法としては、

まともな部分をコピーして、書式のみ全体にペーストをする。

ことです。

まずは、どこでもよいので、しっかり背景色が変わっている(条件付き書式のルールが適用されている)セルを一つ選びコピーします。

そして、

該当の表全体(条件付き書式を適用してる部分全てを選択します。

右クリックして、出てきたメニューから貼り付けオプションの書式設定を押下します。

そうすると、

綺麗に条件付き書式が全てのセルに適用されるようになります。

【対処法②】条件付き書式のルール管理を編集する方法

次は、条件付き書式のルール管理を編集して、対処する方法をご紹介します。

条件付き書式を設定したのに、それが適応されている部分とされていない部分があるときは、十中八九下の画像のように作った覚えのない条件付き書式のルールがあるような状態になっています。

ちなにみこの条件付き書式のルールの管理は、条件付き書式のプルダウンメニューの一番下に【ルールの管理】があるので、それをクリックすると、選択範囲に適応されている条件付き書式が全て表示されます。

※条件付き書式を作った当初のルール管理の画像

そして今回の場合、一番最初に作ったときは、上の図のように一つしか条件付き書式のルールがない状態でした。

それがいつの間にか3つになってしまっていたのです、、!!

こんなときは、条件付き書式のいらないものを消して、適用先を元に戻してあげればよいのです!

まずは、消す作業から。

明らかにルールと書式が被っている条件付き書式が2つあるので、これらをそれぞれ選択し、ルールの削除を押下して消します

このとき、上から順番に削除していって下さい。(もし一番下から削除した場合は、この先の手順を踏んでもうまくいかない可能性があります。)

というのも、一番最初に作った(初期からある)条件付き書式は一番下のものだからです。

ですので、最初に作ったものを残すためにも一番上から削除していき、一番下のルールを残す必要があります。

そして、適用先のイコール(=)より右の部分を選択し、表全体(元々の適用先)を再度適用先として上書きするように選択しなおします

最後に「OK」ボタンを押下すると、一番最初の状態に完ぺきに戻っています。

条件付き書式が崩れてしまう原因と対策

こうなってしまう原因ですが、

それは他のセルからコピーandペーストをする際に、何も考えずに全てをコピーして、書式設定も含めてすべてをペーストしてしまっているからです。

Ctrl+Cでコピーし、Ctrl+Vでそのままペーストすると、書式設定なども含めてペーストするので、コピー元のセルが持っていた条件付き書式(何も設定されていない場合は何も設定されていないという条件付き書式)がコピー先のセルに反映されてしまいます。

だから、ペーストすればするほど、条件付き書式が崩れてしまうのです。

対策としては、

値のみペーストを使うことです。

貼り付けをする際に、Ctrl+Vを使うのではなく、右クリックして貼り付けオプションにある値(123というい数字が入ったマーク)を選択して押下します。

そうすると値のみ貼り付けられ、条件付き書式などの書式はコピー先に反映されないので、条件付き書式が崩れることがもありません。

このように、そもそも条件付き書式を崩さないように意識しつつ、それでもどうしても崩れてしまうと思うので、そのときは上記の対処法①か対処法②の方法を使って、元の状態に戻して頂ければと思います。