Excelを開くと、ある日突然左右のスクロールができなくなったことはありませんか？
右下の矢印を押しても全く動かず、選択せるを動かしても全く動かない。
今回はその原因とそんなときにどうすればよいのかをご紹介します。
【対処法①】ウィンドウ枠の固定を解除する
Excelのスクロールができなくなったときのほとんどの原因は、ウィンドウ枠の固定という状態になっており、その固定されている部分がエクセル画面上にないからです。
例えば、上の画像のようにセル「I1]でウィンドウ枠の固定をすると、H列より左側の部分は固定されて動かなくなってしまいます。
ですので、この状態でもし、
上の画像のように、H列より右側の部分がExcelの画面から切れて、H列より左側のみになってしまうと、ウィンドウ枠の固定がされている部分のみ操作できる状態、つまり全くスクロールできずに動かせない状態になってしまいます。
この状態を脱出する方法としては、
まず、ウィンドウ枠の固定を解除することです。
【データ】タブののウィンドウ枠の固定のプルダウンメニューから【ウィンドウ枠の固定の解除】を選択して、クリックします。
すると、ウィンドウ枠の固定が解除されて、スクロールができるようになるはずです。
もし複数人で共有して使っているなどで、自分一人の判断ではウィンドウ枠の固定の解除ができない場合は、
ズームの倍率を下げて、ウィンドウ枠の固定がされている列がExcel画面に映るようにしてください。
上の図ように、【データ】タブから【ズーム】ボタンをクリックすることで、倍率を調整することができます。
Ctrlキーを押しながら、マウスを上下にホイールすることでも倍率を調整することができます。
倍率を下げて、ウィンドウ枠の固定がされているセルがExcel画面に表示されると、通常通り、ウィンドウ枠の固定がされているセルの右側をスクロールすることができるようになります。
【対処法②】ScrollLockを解除する
少し調べたところ、どうも最初からウィンドウ枠の固定はされていないという場合は、ScrollLockの状態になってしまっている可能性があります。
上の画像のようにScrollLockと左下に小さく表示されていれば、それが原因の可能性があります。
ですので、Scroll Lockを解除すればスクロールできるようになります。
パソコンキーボードにScroll Lockキーがある場合は、それを押して解除しましょう。
Scroll Lockキーを押してみても解除されない場合は、「Fnキー」と「Scroll Lockキー」を同時に押してみましょう。
Scroll Lockキーは「ScrLK」と略して書いてあることもあります。
また、もしパソコンのキーボードにScroll Lockキーがないという方は、パソコンのスタートボタンをクリックし、「Windows簡単操作」内にある「スクリーンボード」をクリックしましょう。
※パソコンの検索で「スクリーンボード」と入力する方法でも問題ないです。
するとこのようにキーボードが画面上に出てきますので、右側にある【ScrLk】と書かれたボタンをクリックすることで、Scroll Lockを解除することができます。
