MOSって取得して意味ある?MOS取得者がメリットや役に立たない人の特徴などを解説

今回は、星の数ほどある資格の中でも特に人気のある、MOS資格についてお話します。

筆者も実際にMOS Excelのスペシャリストとエキスパートの両方を保持しており、その際に感じたことを書きたいと思います。

そもそもMOSってなに???

MOSとは「Word(ワード)」「Excel(エクセル)」「PowerPoint(パワーポイント)」「Access(アクセス)」「Outlook(アウトルック)」の5科目でそれぞれのレベルに応じて受けることのできる資格試験のことです。

どの科目で受験するかは自分で選択することができ、自分がこれから勉強していきたい、またはこれから業務など使っていく科目を受験することをお勧めします。

MOSの累計受験者数は450万人を超えており、日本国内においては非常に有名な資格になっております。

世界的に行われている資格試験でもあるので、世界で通用する資格になります。

MOSを取得するメリット

MOSを取得するメリットをご紹介します。

  1. パソコンに触れるきっかけになる
  2. 業務の効率化を図ることができる
  3. 転職の際に少しアピールできる

主に上記の3つがMOSを取得する大きなメリットになります。

まず、一つ目のメリットは、パソコンをほとんど使って来なかったという人が、パソコンを本格的に触れる最初のきっかけとしてMOS受験は最適でしょう。

というのも、MOSは難易度が非常に優しく、ExcelやWordなどの業務上最も使うであろうものの操作方法を基本的な部分から学習していきます。

ですので、これまで全くパソコンで業務をしたことがなく、PCスキルを学ぶにあたって何から始めればよいか分からないという方であっても、MOSの学習を通して基礎的な部分をマスターすることができるのです。

二つ目のメリットは、自分またはチームが持っている業務を効率化することができるということでしょう。

MOSの公式サイトによると、

  • MOSを取得した従業員の88%が、「仕事の成果が上がった」
  • 管理職の85%が、「MOSを取得した従業員は、仕事の生産性が以前より高まった」

という回答結果が報告されています。

実際、私自身もMOSを取得したことにより、普段使われているExcelなどの管理ツールがどのように動いているかを理解できるようになりました。

またWordやPowerPointについても、フォントの設定や基本的なデザインを学ぶことができるので、普段ExcelやWord、PowerPointを使っているという方は業務に良い影響があると感じることが多いでしょう。

営業職などの場合で普段はパソコンを使うことがないという人の場合でも、簡単にExcel表を作って分析したり、顧客への簡単な提案資料の自作をしたりすることができるようになります。

そして、三つ目のメリットとしては、やはり転職などの際に多少なりともPCスキルがあるということをアピールできることでしょう。

「PC全く使えません、Excelの表とかほとんど使ったことないです。」っていう人は実は結構多いです。

その中で、MOSの資格を持っていると、最低限のPCスキルはあるということを証明できるので、その点では若干ですが有利になるかもしれません。
※この点に関しては、コミュニケーションスキルや業務経験などの方が圧倒的に大事なので、就職や転職のためにMOSを取得するというのはおススメしません。

MOSを取得してもあまり意味がない人の特徴

MOSを取得しても役に立たない!という人の特徴をご紹介します。

まず一つ目は、

試験に合格することが目的になってまっている

MOSの難易度はそれ程高くなく、おそらく1週間程度集中勉強するだけで合格することができるかもしれません。

また、試験前日に一夜漬けのような形で勉強しても普段少しでもPCを使っていれば、ある程度は解けることができてしまいます。

しかし、そのような勉強方法で資格を取得したとしても、そこで学習した内容は全く定着しません。それではMOSをただ取得しただけで、PCスキルという実力は全く伴っていない人になってしまいます。

資格を取得する目的は人それぞれだと思いますが、「資格を取得する」ことそのものを資格取得の目的にしてしまっては、多くの場合で意味のないものになってしまいます。

そして二つ目は、

試験に合格しても、そのあとに自分で実践的に使わなかった人

日ごろから業務でPCを使っており、MOS取得後も得た知識を実践で使うことができれば、もちろん役に立ちますが、全くPCを業務などで使わないにも関わらずMOSを取得しても、役立てるのは非常に難しいです。

ですので、せっかくMOSを取得したのであれば、例えばExcelだと自分だけの管理表を作成してみたり、PowerPointだと顧客への資料作成を改善してみたりすると、得た知識をしっかり生かすことができるのでよいでしょう。

これは全ての資格試験に当てはまることですが、試験合格後も継続的にその分野に触れなければ、そこで学習した内容は基本的に忘れてしまいます。

そうするともし転職の際にMOS取得と記載しても、取得後ある程度の時間がたっていれば過剰にPCスキルへの期待値が上がってしまい、ミスマッチに繋がってしまうおそれがあります。

PCは日ごろから使えるものなので、可能な限り覚えたことを定期的に使う習慣を身に着けることが重要になってくるでしょう。

転職で役に立つ?

MOSの資格取得を転職のためと考えるかたも多いかと思います。

実際に、MOS取得という経歴が転職活動の面接の際に役に立つのかというと、正直それほど役には立ちません

というのも、MOSという資格は誰でもいつでも受験することができ、かつ比較的簡単に合格することができるからです。

また、宅地建物取引士や公認会計士などのように、その人しか出来ない独占業があるわけでもありません

ですので、MOSを取得したということよりも、MOSを取得して自分がそれをどのように活用したかが大事になります。

例えば、MOSの知識を活かして、これまで1時間掛かっていた資料作成を30分に短縮したなど、自分がMOSを使うことでどのような効果を生み出したを重視するとよいでしょう。

MOSを取得した方がよい人

では、どういった人がMOSを取得した方がよいのでしょうか。

まず、一つ目は

これからPC使い始める人

これは、MOSの学習を通してPCスキルの基礎を学ぶことができるからです。例えば管理部に配属されたらExcel、これから論文を書く場合はWordなど、自分の業務内容や目的と相性がよい種類のMOSを取得すれば、今後の作業がラクになり、時短させることができます。

次に、

業務などでPCを多く使っており、そのスキルを客観的に証明したい人

就職活動の面接の場合などで、いくら「業務でExcelを毎日操作してました!」と言われても、所詮は主観的な意見になってしまうので、信憑性にかけてしまいます。そこで、MOSを所得していれば、PCスキルが一定レベルはあることを客観的に証明することができるので、自分のPCスキルの裏付けになります

また、独学でこれまでPCを学んできた場合、知識面で漏れがどうしても多くなってしまうので、MOSの勉強を通して一度網羅的に勉強することで、知識の幅を広げるということも非常に有効でしょう。

まとめ

MOSは誰でも受験することができるので、資格取得の難易度はそれ程高くありません。ですので、資格取得そのものを目的とするのではなく、自分がどうしてMOSを取りたいのかを明確にしてから学習すれば、MOSを最大限に活用することできるでしょう。